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一本菊(ひともときく)~1 [物語]

センター試験のつづきが読みたかったので、探しました。

しかし、ネット検索ではほとんど、ひっかかりませんでした。あらすじを書いてあったものが一つだけありましが、大事なところが書いてなくこまりました。因みに、一本菊でひいてみると、

篤姫本のせりふ『女の道は一本道!』なんてのが、かなり多数ヒットしてしまい、閉口しました。検索システムってどうなっているんでしょうね。よけいなものばかり、でてきてしまいます。プンプン!

仕方ないので、市立図書館で探してもらいました。

室町時代の作品なので、室町時代の全集に納められていました。試験にでた文章とちがってほとんどがヒラガナ(しかも濁点なし)でしたので、けっこう読みづらかったですね。なお、元になった写本は何系統かあるそうで、多少の異同があるとのことでした。

(あらすじ)①

昔昔、てんりやくの御かと(天暦御門=村上天皇のことだそうです、在位946年~)の御時に、 たいそうりっぱなうたいひしん(右大臣)がいました。北の方(奥さん)は、これまたりっぱで美しい方で、ふるき御かとの御むすめで、しきふのきやうのみや(式部卿宮)といいました。

二人には、わかきみひめきみが一人づつおられました。長男のひやうへのすけ(兵衛佐)は7才で殿上にあがりました。また、妹の姫君は、

みめかたち、うつくしく、このよの、人ともをほえす、まことに、たてんかたそ、なかりけり

という美しさでした。しかし、この世のならいでしょうか、北の方は病となり床につきます。『死んでいくのは浮世の定めでしょうから仕方ないと思います。しかし、幼い公達を置いていくのがなんとも悲しゅうございます。』と言えば、夫の右大臣は『安心してください。わが子なれば、それは私も同じ気持ちです。安心して、後の世のことだけを考えてください。』と答えた。これを聞いた北の方、『さては、うれしきこと』と言って、念仏を10回ばかり唱えて亡くなった。

さて、その後、これも浮世の定めでしょうか?右大臣は、今の御門(天皇)の乳母である、はりまのさんみ(播磨三位)を後妻にもらうことになってしまいます。そして、こちらの片も、男子と女子を出産します。

なんかシンデレラの話のようになってきました・・・・

若君(兵衛佐)は継母と、異母弟をおそれるようになりましたが、まだ父である右大臣を頼みとしておりましたが、なんということでしょうか、その父君をも亡くしてしまうのでした。若君は、いっそ出家してしまおうと思いましたが、おさない妹のことを思うとそれもかなわず、出仕をつづけることにするのでした。

そんなおり、兵部卿宮(御門の腹違いの弟)は、兵衛佐の家にりっぱな菊があると聞いて、それを召しだすように命令するのでした。時は長月(なかつき)、菊の季節のことでした。

・・・・このつづきがテスト問題の文章ですね。

感動的なシーンが多くて、涙涙の物語です。[もうやだ~(悲しい顔)]この後も、涙がちょちょぎれるシーンがいっぱい。つづきは、次回。

この物語、擬古物語といわれるように、途中で挿入される和歌がいいんですね。(意味は正確にはわかりませんが、月がモチーフになってります。)


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