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復活!塚田スペシャル(3) [囲碁・将棋]

本屋を巡ってみて、いかに囲碁将棋コーナーが貧弱化しているかよくわかった。まるで、競馬コーナーのような寂しさだ。あまりにコンピュータ側が強くなって、プロ騎士の存在意義自体が薄れているのだろうか?普段、囲碁・将棋チャンネルばかり見ている拙者には、客観的な状況がよくわからない。てっきり、囲碁・将棋人気は昔よりも上がっているのではなかろうかと思っていたのだが・・・。

さて、塚田スペシャル復刻版が発売された理由はおそらく、2012年の電王戦にあったのだろう。夕べ、検索して初めて知ったのですが、プロ棋士対コンピュータソフトとの5対5のガチンコバトル戦がこの電王戦。そういや、たまにそういった手合いがあることは耳にしていたが、5対5の団体戦なんてものがあるのは知らなかった。私が知っているのは、米永が負けたこと、最近阿久津八段が、人間には通用しないハメ手で勝ったということくらいだった。てっきり、ソフトはソフト同士で戦うものと思っていたからね。

では、その2012年第2回将棋電王戦とは何だったのか?

電王戦とは株式会社ドワンゴなるものが主催。ニコニコ生放送が中継なので、拙者が知らなかったのもムリはない。

阿部四段、佐藤四段、船江五段、塚田九段、三浦八段というメンバー。1勝2敗で迎えた第4局、後がないプロ側塚田九段は、事前作戦として相手のプエラアルファ(旧ボンクラーズ)が苦手とする「入玉」作戦で臨んだ。塚田九段の後手矢倉戦から作戦どおり入玉模様となったが、なんと相手のプエラも入玉してきた。これには、「心が折れた・・・」という塚田九段ではあった。さらに、戦後のインタビューで「自分から投了はできなかった・・・」と絶句、涙した。これは全国将棋ファンが涙した。

持将棋の場合、24点ないと負ける。大駒(飛車と角)は5点、残りは1点で計算。なお、王様は0点とする。この対局、実は途中、4枚ある大駒をすべてプエラ側が取っており、これ以上は「みっともないから投げろ(と打診しろ)」という意見もあるなか、塚田九段はプロの意地を見せて引き分けに持ち込んだ。動画を見たが、結果はプエラが30点で塚田が24点であった。

動画をみると立ち合いの神谷広志八段が、笑いまくっている。知らない人は、なんて失礼な思うだろうが、実は彼と塚田九段は同期「花の55年組」。引き分けに持ち込んだことがうれしくて仕方なかったのだろう。だが、非常なインタビュアーからの問いかけに塚田が「自分からは投げることはできなかった・・・(涙)」の一言に、神谷から笑顔が消えた。以後はずっと下を向きぱなしだった。

塚田九段は「塚田スペシャル(先手番作戦)」を原動力に22連勝(1987年=昭和62年)の新記録を樹立した。一方、神谷もその半年後に28連勝の公式戦最多連勝記録を更新した。立ち合いの神谷さんは、周囲から「投げさせろ」と言われる中、毅然とそれを断っていたらしいらか、嬉しさもひとしおだったのだろう。

大方の意見は、プロのプライドを捨てて奮闘した塚田九段に、感動したという感じのもよう。


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