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ミス・マープルⅡ~シタフォードの謎 [ミステリ]

第二スーズンの最終回。007のティモシー・ダルトンが登場。マイケル・ブランドン(バイオニックジェミーの旦那さん)も登場。

シタフォードの謎(1931年作品)

今回も輪をかけて、原作とはかなり登場人物の名前が違う。筋書きも大胆に改変。チャーチル首相も登場するし。しかも、今回もまた原作はマープル物ではない!・・・ということでした。[ふらふら] 

【物語】 

1927年のエジプトでの発掘が事件の発端。二人の男(一人は大佐)がファラオの墓とおぼしき洞窟の壁を爆破する。盗掘だ。

25年度の1952年(戦後)、クライブ・トリヴェリアン大佐はチャーチルの次の首相候補と打診されるが、時期が悪い・・・と渋る。マープルの甥・小説家のレイモンドは大佐のご近所さんで知り合いという強引な設定。大佐はスキーの名手で選挙区はエグザンプトン。ジミー(ジェイムズ・ピアソン)は死んだ庭師とメイドの息子で、大佐が引き取り我が子同然に育てきたのだった。

ジミーは大佐の遺言状からはずされたと知り、クラブで大佐に詰め寄るが大佐は自分が書いた手紙でないと否定する。ジミーの婚約者エミリー・トレシスは、クラブでチャールズ・バーナビーという男に手を借りた因縁で知り合いになる。彼はいかにもジミーの友人ような態度をとっていた上に、以前エミリーに競馬場であったことがあるという。

大佐は汽車の中で、レイモンドの叔母であるマープルとであう。駅からの帰宅途中、マープルをレイモンドの家まで送っていく。大佐はマープルをおろした後、シタフォード山荘へ到着する。一方、レイモンドからの電話で、まだ戻れないと知るマープル。大佐は自叙伝を執筆中で、書斎で昔の写真を見て涙する。また女性の幽霊を見る。何か後ろめたいことがあるのか・・・? 

自宅で酔いつぶれたはずのジミーは、エミリーが起きると、もういない。大佐を追いかけてエグザンプトンへ行ったのだ。夕べジムを送ってくれたバーナビーが現れ、自分もデボン州にいくから・・・といい、車で送るという。エミリーはそれを受け入れる。まだフランスにいて戻れないレイモンドは、この雪で叔母を一人にしておきたくないので、ということでエンダービー政務官に電話でマープルをシタフォード山荘で預かっってくれと連絡してくる。書斎で大佐は誰かが、自分の便箋でジミーに手紙を書いたことに気づく。またロンドンの家に空き巣が入ったという。大佐は、今日は一日中外出すると告げる。鷹のハリーは、雪のせいか?今朝は餌にありつけなかった。ある婦人会から大佐宛に今朝、トルコゼリーが届いていた。

一方、雪道を歩いて2時間ほど離れているホテル・スリー・クラウンでは・・・

ラジオによるとダートムーア刑務所からの脱走犯がエグザンプトンの近辺に潜伏しているらしい。ダートムーアといえば、バスカヴィル家の犬で有名な土地。また刑務所があることでも有名?ホームズでも脱走犯が登場した。

料理人ストーンがカゼでダウンしており、料理もまともなものが出せないと最近オーナーになったカークウッドは客に言い訳している。またロクな従業員がいなかったので解雇して、今は一人でやりくりしているという。客はアメリカ人のジマーマン、ドクター・バートン、ストーンと親しくなったというパースハース夫人、ウィリット夫人とその娘のヴァイオレットがいた。パースハース夫人はリュイット夫人に刑務所からの脱走犯がいるから外は危険よと注意するが、軽く受け流してリュイット夫人は外出する。

やがてマープルが大佐の家にやってくる。マープルは大佐がフランク・エアウエル(大佐の偽名)の名前でホテルを予約しているのを聞く。 

夕方、ウィリット 夫人は交霊会をやろうと言い出す。ジマーマン(マイケル・ブランドン)が大佐を酒を誘う。酒場で二人きりで密談する。ジマーマンは書類に借りを返すならサインしろという。だが、空き巣に入ってはいなと言う。

エミリーは車の中で、バーナビーは大佐目当ての新聞記者だと白状させる。彼女は拳銃を携帯していた。シタフォード山荘でマープルに出会い驚くエミリー。なお、エミリーは以前のレイモンドの婚約者だった!という設定。エミリーはバーナビーを従兄だと紹介する。シタフォード山荘には召使のアフメッドとハリーと言う名前の鷹がいた。まもなく、ジミーが熱くなってシタフォード荘へやってくる。だが入れ違いになったと知って悔しがるが、大佐の予約電話を聞いていたマープルが、大佐はエグザンプトンのホテルへ行ったと教える。ジミーはエグザンプトンへ舞い戻る。

最近、オーナーになったカークウッドは、大佐の偽名を知らず止まりに来た大佐を見て驚く。ホテルでエルアドネ(リュイット夫人)との再会を喜ぶ大佐『鳥たちは?』暗号めいた言葉をかける、彼女は『冬毛で丸々しているわよ・・・』と答える。やはり何かの暗号だ。ホテルにはスミス・ジョーンズという太った男もやってくる。パサースさんの眼鏡がなくなる。彼女はシタフォードへ電話していたようだが・・・。酔ったジミーはラウンジでも大佐に絡む。そして交霊会が始まる

さて、シタフォード荘では、執事のアフメットが雪まみれになって外を見回る。だが、その後気分が悪いので、早く休むという。腹をすかして、ゼリーを食べたハリー(鷹の名前)が死んでしまう。マープルも危うくゼリーを食べるところだったがエミリーに止められる。大佐の命が危ないと思った秘書で腹心のエンダービーは、電話回線も切れているので、雪の中エグザンプトンに出発する。新聞記者バーナビーは心配し、彼の後を追う(10時30分)。マープルは彼がエミリーの従兄ではないと見抜く。

【スリークラウン】

こっくりさんで今夜、誰かが死ぬ・・・それは、大佐とでる。ジマーマンが主治医に何かを命じている。エンダービーとバーナビーが到着する。大佐の部屋をあけると、なんと既に胸を刺されて死んでいた!雪で道が遮断されたため、エンダービーが特別警官となって捜査にあたると宣言する。嘆き悲しむヴァイオレット。みっともないと、母に頭を叩かれる。大佐を殺すといっていたジミーが拘束される。   

【シタフォード山荘】

小包の消印からゼリーはエグザンプトンから届いたと分かる。エミリーはここには何かいる!と恐れる。電話で大佐が死んだと連絡を受けるマープル。翌朝ジミーが心配なエミリーは一人で、ホテルへ向かう。

【スリークラウン】

エミリーが到着する。食品倉庫に大佐の死体をしまう。カークウッドが夕べ、ドクターが屋上に上がるのを見たと証言する。ジマーマンは大佐の部屋にはいったが、ある書類にサインをもらい引き上げたという。そして女性の悲鳴を聞いたと言う。スミス氏は女性の声は聞いてないという。パースワースさんは療養にきたといっている。女性の悲鳴を聞いたが、眼鏡がなくなったので何も見えなかったという。ただウィリット夫人を廊下で見たような気がするという。ウィリット夫人は夢遊病で廊下を歩いたかもしれないという。娘のヴァイオレットは、母は最近、バードウォッチングのおかげで夢遊病は治りかけていたという。

【シタフォード山荘】

エミリーとチャールズが戻ってマープルに報告する。マープルは、大佐は胸にバラをつけていったからきっと女性と一緒だったはずだと推理する。大佐が山荘を出るときの挨拶は、まるで最後の別れだったようだという。大佐の偽名もフェアウエル=さらば・・・という意味であった。

【スリークラウン】 

大佐の荷物からブエノスアイレス行きの切符が二枚発見される。ウィリット夫人は、大佐が自分と結婚して駆け落ちするつもりだったのねと勘違いする。エミリーはチャールズと同部屋になる。カークウッドさんはジマーマンが夕べ、ラムズを応援しているのを聞いて、羊農場主だと感違いしている。ヴァイオレットがやってきて、結婚証明書をみせて自分こそが大佐の妻であると告白する。実は、昨年、大佐と会って恋に落ち、昨日結婚届けを出したのだった。ヴァイオレットはかつての大佐の恋人と同じ名前であった。彼女は一度、シタフォード山荘に行ったことがあるが、そこで何かの存在を感じたという。彼女は夕べ、大佐の部屋にいたことを話す。だが、誰かがやってきてたので、バスルームに隠れている間に彼は殺されたのだという。

大佐が結婚したことで、ジミーは自分は遺産相続人でなくなったから殺しの動機はないぞと主張する。エミリーに助けてくれと泣きつく。スミスさんは実は、政府に雇われた調査員だった。大佐にスキャンダルがないか調べていただけだった。彼は仕事より、パースワース夫人に惹かれていた。

ドクターは、チャールズに金を貸せという。彼は、夕べ星を見ていたのでなくてアメリカのアメフト中継を受信していだけだと告白する。ドクターは医師免許を剥奪された貧乏人で、主人にもただの水を高値で売っていたのだった。ジマーマンの筆跡鑑定をするとエミリーは問い詰める。ジマーマンは戦争中の事故の免責書類に大佐のサインをもらいに来たのだ白状する。

ジミーは交霊会のコップを動かしたのは自分だと白状する。そして料理人のストーンが今夜、逃亡すると計画だぞ密告するが信用されない。

【シタフォード山荘】

エミリーとチャールズが、マープルに報告する。エミリーは宿泊記録が炭で汚れいたと手を洗う。マープルは大佐の原稿から、エジプト時代に資金提供者が現れたという文句とある写真を見つける。

【スリークラウン】

エジプト、さそりの呪いと聞いてパースワースさんが目を剥く。エミリーは頼りになるチャールズに徐々に惹かれていく。夜、本当にウィリック夫人と料理人が来るまで逃亡するのをチャールズが屋根の上から見る。だが、オーナーのカークウッドは平然としている。

【シタフォード山荘】

エンダービーが戻ってくる。パースハース夫人が現れ、夫のアーサー・ホプキンスの死体が3年前に発見され、彼は大佐に銃で殺されたと知る。そこでアフメットと知り合いになった告白する。電話を不通にしたのもアフメットの仕業であった。だが、彼は犯人ではないとマープルは指摘する。夫人も大佐を殺そうとしたのだが、眼鏡がなくてスミス氏の部屋に入ってしまい叫んだのだと白状する。大佐はエジプトでアーサーの妹のヴァイオレットと恋に落ち、彼女は妊娠していたと話す。一体、その子供は今どこにいるのか?

【スリークラウン】

食糧貯蔵庫でドクターが殺される。監禁されていたジミーが包丁を持って眠っていたところを発見される。いよいよ彼の容疑が濃厚となる。シリヴィアは母がいないと気づくが、チャールズは夫人と料理人は警察に捕まったよと知らせる。実は料理人はハロルドという脱獄犯で、カークウッドの従弟であった。ハロルドと夫人は出来ていたのだった。だから、カークウッドはホテルを買収し、奉公人を解雇したのだった。本当の料理人を知っているパースワース夫人をだますために彼女の眼鏡を盗んだのだった。

【シタフォード山荘】

エミリーとチャールズ、エンダービーさんに謎解きを披露するマープル。ヴァオイレットは大佐に捨てられて、貧困のなかカイロで死んだ。そしてその息子は頭のいい青年に成長した。それがチャールズ・バーナビーよと指摘する。バーナビーは、スキーを使ってホテルに先着して大佐を殺してから、歩いたエンダービーに追いついた振りをしたのだった。ホテルに着いたところをドクターに見られおり、それで後日、ゆすられて殺したのだ。大佐は息子と出会い、喜んだ瞬間に刺されたのだった。そしてロンドンで盗んだジムのライターを置いて、サソリの置物を置いてエジプトの呪いを演出したのだ。悲しむ、エミリー。だが、なんと、エミリーは彼を撃ち殺してしまう。

ジムの求婚を蹴るエミリー。エミリーとヴァイオレットは二人で、ブエノスアレスに高飛びする。アルゼンチンは犯罪者引渡条約を締結していないからだ。アディオス!

なんとも飛びすぎた結末・・・

原作では、大佐が死んだのはエグザンプトンの自宅で、交霊会が行われたのはシタフォード山荘とドラマとは全く逆になっている。交霊会が行われた同じ時間に、大佐が殺されるという見事なトリックが白眉の名作とのこと。ぜひ、原作を読んでみたいものです。


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suga

テレビで初めて見たので、てっきりミスマープルのシリーズだと思い込んでいた。なんだか大佐の人物像が原作より魅力的で、またそんな役柄を演じるお久しぶりのティモシーダルトンさんが素晴らしかったと記憶しています。テレビシリーズなのでぶっ飛んだストーリーも有りだと思います。
by suga (2016-04-29 06:40) 

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